【幼稚園の受験準備マニュアル】スケジュールとやるべきことを解説

子供に勉強を教える女性

幼稚園受験を考えているけれど、いつまでに、どんな準備をすれば良いのかが分からないという方もいるのではないでしょうか。

幼稚園受験は、お子様にとって初めての受験です。
負担や不安を解消し、受験の準備をスムーズに進めていくためにも、流れやスケジュールを事前に把握しておきましょう。

この記事では、幼稚園の受験準備マニュアルとして、基本的な準備の流れとスケジュール、合格するためにやるべきことを紹介します。

目次

幼稚園受験のメリット

名門幼児園受験を検討するにあたって、周囲の方から「幼稚園から受験なんてさせなくても…」と言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、幼稚園受験は、お子様の将来にとって大変メリットのあることです。

附属幼稚園はエスカレーター式で内部進学できる一貫校が多いため、幼稚園から入園できれば、将来的な受験にかかる負担、ストレスを大きく軽減できる可能性が高いでしょう。

また、私立幼稚園や附属幼稚園には優秀な幼稚園教諭がそろっています。
質の高い一貫教育を受けられるのはもちろん、受験のための勉強をする必要がないため、学習だけではなく、運動や芸術も含めて、子どもが学びたいことを伸ばしてあげられるというのも大きなメリットです。

早期教育に力を入れる幼稚園の場合、幼児教室などの習い事にも理解のあるところが多いです。

幼稚園受験準備の流れ

幼稚園の受験準備は、全体的な流れをしっかりと把握したうえで、計画的に進めることが大切です。

見学会や説明会が多いのは4~5月頃ですが、最近はスケジュールも早める私立幼稚園・附属幼稚園も多いです。

なかには11~12月に説明会を実施する幼稚園もあるので、入園を希望する幼稚園のホームページは、1年を通じてこまめに確認しておくことをおすすめします。

まずは、一般的な幼稚園受験準備の流れを紹介します。

幼稚園選び

受験の準備は、幼稚園選びから始まります。

お子様に合った幼稚園を選ぶポイントとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 教育方針や特色
  • 園内の雰囲気
  • 在園児たちの様子
  • 園長・副園長・教諭のお人柄
  • 通いやすさ

など

もちろん、保育時間や費用なども大事なポイントです。

まずは、気になる私立幼稚園・附属幼稚園の情報収集から始めましょう。

幼稚園のホームページやSNSをチェックしたり、在園児のパパやママから話を聞いたり、幼児教室などで情報を得るのもおすすめです。

見学会・説明会への参加

気になる幼稚園をピックアップしたら、見学会・説明会には可能な限り通いましょう。

見学会・説明会は、幼稚園の雰囲気を肌で感じられる貴重な機会です。
ただし、「幼稚園受験は、見学会・説明会から始まる」とも言われています。

服装などの身だしなみに配慮するのはもちろん、その園の教育方針や特色は事前にしっかりと把握するなど、ある程度の準備をしたうえで参加することが望ましいです。

見学会・説明会では、質疑応答の時間が設けられるケースが多いため、的外れな質問で悪目立ちしないように注意しましょう。

願書の提出

願書の配布時期は、幼稚園によって異なります。
9月頃に配布となる幼稚園が多いですが、早いところでは5月頃から配られるところもあります。

また、見学会・説明会のときに配られることもあれば、電話などで申し込んで郵送してもらうケースもあり、願書の配布方法も幼稚園ごとに違います。

また、願書の提出は9月から11月頃までを締め切りとする幼稚園が多いです。
期日に間に合うように、窓口や郵送で提出しましょう。

願書の配布期間や、配布から提出期日までがかなり短い幼稚園もあるので、願書を提出し忘れて受験できなかったということがないように、注意してください。

考査・面接・合格発表

幼稚園の入園考査・面接は9月から11月頃に行われます。
11月上旬に入園考査・面接を行う幼稚園が多いので、同じ週に受験が集中したり、同日に重なってしまうこともあるでしょう。

この時期は、受験のスケジュール管理とお子様の体調管理に、特に注意が必要です。
受験日程が重なることも考慮して、第一志望、第二志望など、優先順位を明確にしておくことも大切です。

また、合格発表は受験が終わってから2週間前後で行われる傾向にあり、郵送やWeb発表、園内掲示など、方法は幼稚園によって異なります。
合格発表日と併せて、合格発表の方法も事前に確認しておきましょう。

入園手続き

希望する幼稚園に合格したら、入園手続きを行いましょう。

入園手続きのスケジュールも幼稚園によって異なります。
第一志望の園の合格発表よりも前に、第二志望の入園手続き期限が来てしまう可能性もあるでしょう。

第二志望の幼稚園に入園料を振り込んだ後、第一志望の幼稚園への合格が分かったというケースも珍しくないため、入園料を振り込むタイミングについても確認しておくのがおすすめです。

園説明会・準備品の購入

幼稚園の入園手続きを終えたら、入園説明会への参加や準備品の購入、制服採寸など、春からの入園に備えて準備をしていきます。

2月頃に入園説明会・準備品の購入が始まる園が多い傾向にありますが、もっと早いケースもあるので、園からのお知らせをしっかりと確認しましょう。

幼稚園受験の準備でやるべきことは?

幼稚園受験は、誰でも簡単に受かるというわけではありません。

幼稚園合格までの流れやスケジュールを把握したら、計画的に準備を進めていきましょう。

ここからは、幼稚園受験の準備としてやるべきことを紹介します。

幼稚園に関する情報収集

幼稚園受験の最初の準備と言えば、正確な情報収集です。

ホームページやSNSを確認したり、見学会・説明会に参加するのはもちろん、園児や教諭と交流ができる幼稚園主催のイベントなどには積極的に足を運びましょう。

トイレトレーニング

幼稚園受験をするなら、トイレトレーニングは2歳頃を目途に終わらせるのが理想です。

受験当日までにオムツが完全に外れていなければいけないわけではありませんが、保護者の努力不足と捉えられてしまう可能性もゼロではありません。

また、入園時にはオムツが外れている子がほとんどなので、寒くない時期など季節を考えながら2歳頃を目安にトイレトレーニングを始めましょう。

母子分離

幼稚園受験では、親子面接もあるものの、幼児向けテストなどはお子様が一人で受けることになります。

お子様が一人で泣いてしまったり、動けなくなってしまったりしないように、受験準備として母子分離の対策も行いましょう。

保護者がいない環境でも落ち着いていられるよう、母子分離の準備をして、自立心を養うことが大切です。

集団生活に慣れる

幼稚園受験では、集団生活に適しているかどうか、お子様の社会性や協調性を見られることになります。

基本的なマナーを身に付けたうえで、友人や教諭と上手にコミュニケーションがとれるように、集団生活にも慣れておきましょう。

幼児教室に入れる

幼稚園の受験準備・対策として、幼児教室を利用される方も多いです。

幼児教室では、母子分離やトイレトレーニングができるほか、集団生活に慣れるためのマナーやコミュニケーションも学ぶことができます。

幼稚園受験で必要な社会性や協調性、積極性を伸ばすレッスンをはじめ、志望する幼稚園の入園考査に合わせて、運動・ダンスや幼児向けテスト、行動観察などの対策レッスンも行われるケースが多いです。

幼稚園受験に必要な願書の書き方のアドバイスをもらえたり、在園児パパやママとのつながりもできるかもしれません。

また、幼稚園の受験準備として幼児教室に通う場合、早ければ早いほど、お子様と講師、保護者様との信頼関係が深まります。
受験対策ができる幼児教室は、0歳から3歳の未就園児クラスがあるケースも多く、早いタイミングからお子様の成長に合わせて必要な学びや指導が行われます。

反対に、2歳児向けの受験対策クラスは、定員がすぐに埋まってしまう可能性もあるため、幼稚園受験を見据えているなら、早めに幼児教室に通うのもおすすめです。

脳の発達は3歳までと言われるように、お子様の可能性を広げるには、未就園児のうちから良質な刺激を与えることが大切です。

0歳や1歳から幼児教室に通い、脳や身体能力の発達を促すことで自ら学び取る力を早期に育ててあげましょう。

幼稚園受験の準備は計画的に進めよう

幼稚園の受験準備は、全体の流れやスケジュールを把握したうえで、計画的に進めることが重要です。

しかし、すべての受験準備を保護者だけで行うのは、思った以上に大変です。

初めての幼稚園受験では不安や分からないことも多く、何から始めればいいか分からないという方も多いでしょう。

港区麻布十番にあるOhana幼児教室は、志望する幼稚園の合格に向けて、お子様の成長段階に合わせた指導、受験対策を行う幼児教室です。

当教室では、受験を生活の一部として考え、普段からお子様の気づきに丁寧に向き合う指導を心がけております。


また、幼稚園選びや願書の書き方のアドバイスなど、保護者の皆様のサポートも行います。

幼稚園受験に向けて、どんな準備をすればいいか分からない、サポートやアドバイスが欲しいという方は、ぜひOhana幼児教室にご相談ください。

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